今回はアメリカで子宮頸がん検診を受ける時の実際の様子についてシェアします。
年に1回の子宮頸がん検診…。私はこれがほんっとうに苦手です…。でも大切な事ですし仕方がないですね。
アメリカでは年に一回(アニュアルチェックアップと呼ばれる)の子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。
多くの保険会社が費用を負担してくれる事が多いです。ご自身が加入されている保険会社のサービス内容をチェックしてみてください。
アメリカの子宮頸がん検診(Pap-Test) 当日の様子
①受付を済ませる
・名前と保険証、必要ならばIDのチェック
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②名前を呼ばれたら採尿ルームへ。名前と誕生日で本人確認されます。
大体の病院では事前に採尿カップに名前と誕生日が書かれているor自分で記入するパターン。
お手洗いの小窓に提出をすませる。
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③血圧と体重を測ります
体重計に土足のまま乗ることにまだ罪悪感があります。
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④これからする検査が子宮頸がん検査であることの再確認・問題ないかの口頭確認をされます
あとは人によっては病歴や薬のアレルギー、日頃飲んでいる薬はあるかなど聞かれます。
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⑤検査するにあたって鉄分が足りているか確認するために、少量の採血をする
鉄分が足りていないと検査に影響が出るそうです。
指先に針を刺されて、少しだけ血を抜かれます。
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⑥順番が来るまで待合室で待ちます。
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⑦呼ばれたら個室へ案内されます。
個室に入ったら服をぬいで、用意されているガウンに着替えます。
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⑧先生がきて、いざ検診
多くの方が”Pap-test”と呼ばれる細胞診をする可能性があります。
膣鏡(クスコ)で膣をひろげ綿棒などで頸部の細胞をこすって顕微鏡で確認する検査方法です。
他には精密検査バージョンやHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうか調べる検査があるそうです。
膣の中から超音波を当てて調べるエコー検査は、エコーが技術職でお高いアメリカでは保険会社のカバー率が気になるところですね。
検診内容自体は日本と変わらないと思います。
検査中に痛みを感じやすい人はジェル多めに塗ってもらうといいです。
友人曰くアメリカ人は日本人より痛みに弱いらしいので、頼めば陽気にたくさんジェルを塗ってくれると思います。
検診はつい後回しにしがちですが、健康のためにアメリカにいる間も定期的に検査してみて下さい。
検診の際に記入するペーパーワークの詳細
当日記入しなければならない問診票について、ポイントとなる部分だけでシェアします。
特に理解しておきたいポイントはこの2枚ではないでしょうか。
病院によって文面は違うかもしれませんが、参考までに御覧ください。
▽写真:子宮がん検診:ペーパーワーク①
▽写真:子宮がん検診:ペーパーワーク②
▽ポイントとなる赤線で囲った部分の英訳(直訳なので下に補足あり)
直訳するとだいたい画像のようになります。
平たく言うと、
・今日は一年に一回の定期検診に来ました。
・問題が見つかった場合は後日追加の診察をして、今後の治療方針を決めていきたいと思います。
・検査結果に問題があった場合は手紙や直接聞くなど、どのようにして知りたいですか?どのように治療を進めていきますか?
・結果によっては治療費の負担などが別途かかりますけど良いですね?
・追加でかかった治療費は内容によっては控除対象になるかもしれません。
というようなことが書いてあります。
検査結果の通知方法が選べるところがアメリカっぽいですね。
医師との口頭カウンセリング内容について
検診の最後に医師との簡単なカウンセリングがあります。
セクシャルな内容を含みますので希望される方のみ閲覧してください。
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聞かれることは主にこのような事です。
・一番最後の月経はいつですか
・性交痛はありますか
・そのほかに違和感を感じたことはありますか
・問題が生じたときパートナーと相談できる環境にありますか
・今後妊娠を望んでいますか
・(望んでいるなら)それはいつごろですか
・今までにピルを飲んでいたことはありますか
・避妊方法はピルとコンドームどちらですか
・避妊ピルの処方を希望しますか(母乳育児中の場合は授乳しても問題のないピルが処方される)
・その他に心配なことはありますか
以上です。結構ズバズバ聞きますよね。
おそらく言葉の表現は担当医師によると思いますが、聞かれる内容はほとんど変わらないのではないでしょうか。
最後に、アメリカの子宮頸がんに関してより分かりやすく説明されている公式サイトを紹介します。
日本語で書かれているので興味があったら御覧ください。
アメリカがん協会(ACS)子宮頸がん検診ガイドライン
最後まで読んでくださりありがとうございました❁
健康で楽しい日々をお過ごしください。