アメリカの出産費用と支払いスケジュール

出産・子育て

こちらのページではアメリカの出産費用とスケジュールについてご案内します。

保険会社や選んだ病院・個人の状況にもよりますが、私の場合は総額が約$5000.00‐でした。日本円だと当時のレートで約60万円ほどです。

日本の出産一時金や自治体の補助があればよかったのですが、残念ながら私達夫婦の場合は現地採用なので、それらのような日本の補助は一切受けられませんでした。

産婦人科で事前に交わした契約書の基本料金は、自己負担分が通常分娩:$3300.00−、帝王切開:$3500,00‐のパック料金でした。(病院・保険会社によって変動あり)

この金額から個人の状況によって下記のように細かく金額がプラスされていきます。

実際にかかった自己負担分の費用と支払いスケジュール

①$156.76-💸

妊婦検診の診察代の一部をデポジットとしてまとめてお支払いしました。

② $204.00-💸

妊婦検診の診察代の一部をデポジットとしてまとめてお支払いしました。

⑧$405.89‐💸

出生前診断をすることにしたのでNIPT、AFPの検査代を前払いしました。

日本では20万〜50万前後する検査ですが、アメリカやヨーロッパではもっと良心的な値段で検査していただけます。なぜこんなにも費用に差があるのか?そちらについてはNIPTとAFPについての記事に書きます。

③187.91−💸

妊婦検診の診察代の一部をデポジットとしてまとめてお支払いしました。

④$100.00- 💸

追加のエコー代 (2Dを一回分)

⑤459.00−💸

妊婦検診の診察代の一部をデポジットとしてまとめてお支払いしました。

⑥$1500.00‐ 💸

出産一時金としてデポジット支払い。今後かかるであろう総額の約30~40%を先払いするのが一般的と会計担当の方が仰られたので、きりのいい金額だった1500ドルを先払いしました。

⑦$200.00- 💸

追加のエコー代 (4D・3D を1回分ずつ) 私の場合は妊娠後期になるまで赤ちゃんのサイズが小さいと言われていたので、追加のエコーをすることになりました。保険会社の援助もあり、エコーは1回につき約$100.00‐で追加することができました。感謝です。

⑧$1836.00- 💸

⑥で支払った分の残りの金額をお支払い。これで出産にかかる支払いは全てとなります。

⑥と⑧の金額には分娩代+麻酔医師代+入院施設代+帝王切開など手術になった場合のデポジットが含まれています。

このような流れで計8回のお支払いがあり、出産にかかった総額は約$5000.00−でした。

しかし、産後しばらくすると支払った総額からキャッシュバックされることがあります。

こちらも選んだ病院や医師によって個人差がある話ですが、私の場合は通常どおりの経膣分娩と入院ですんだ為、約17万円分のキャッシュバックがありました。

キャッシュバックの通知はとくに事前に知らされる事はなく、郵便でとつぜん連絡が来ました。

「支払い金額から使用しなかった分の費用を口座にキャッシュバックしたので確認して下さい。」というお手紙とともに明細が送られてきました。

最初はびっくりしましたが、たしかに産後の疲労困憊の状態で後から請求されるより、あまった分を口座に返金してもらったほうがお小遣いをもらった気分になって良かったです。

ご自身が選んだ病院の会計がどのようにすすむのか、出産費用にいくら必要なのか確認してみてください。

<後日談>

ちなみにキャッシュバックを受けとった私達ですが。。。

生後わずか2日目の深夜に赤ちゃんが発熱・救急病院にかかった為、約80万円の請求が来ました。

キャッシュバックの17万円は一瞬で消え去りました。

また「出産後の母体に起こった事ではないから」という理由で、退院直後の病院に電話するも診てもらず。自分で電話をかけまくって新生児を受け入れてくれる救急病院を探しました。

田舎なのもありますが、受け入れてくれた病院は4つ中1つだけです。

受け入れてもらえなかった理由は2つありました。

1つ目→救急病院に新生児を診れる医者がいなかった。2才からなら受け入れ可能とのこと。

2つ目→まさかのクリスマス生まれの為、ロングバケーションで医者が足らない

オーマイガー。。。

日本で産んでいたらこんなことには・・・と思うのは心が折れそうになるのでやめましたが、心底ブチキレて会陰切開&縫合した傷がはちきれそうでした。(ホントに。)

そして赤ちゃんの容態が安定して一安心するのも束の間…。

心身ともにボロボロになった私達夫婦のもとへ届いたのが80万円の請求書です。

もちろん命が最優先なのは言うまでもありませんが、お高いですね。

保険会社と&HSA(ヘルスセービングアカウント)の仕組みを駆使して自己負担を約45万円まで減らしてお支払いしました。

お世話になった救急病院の方々への恩は一生忘れません。しかしお金があれば命が助かる。それがアメリカだと再認識しました。ならばこちらも要領よく、使える制度は最大限に利用して金銭的にも合理的に立ち回ろうと思った次第です。

80万から45万まで抑えられたお金があれば、万が一の時に次にも備えられますし。(次なんて無い事を切実にネガウ。が、救急車が1回で約10万円なのがアメリカの現実です。)

教訓と致しましては 新生児の受け入れ可能な救急病院の目星をつけておく事や、今後1ヶ月検診などで通う予定の小児科にトラブルがあった際に1ヶ月検診前の救急対応が可能かどうかを確認しておくことをオススメします。

なんにせよ今はとっても元気でやんちゃな娘。

強く たくましく 美しく 育っておくれ。

おわり☻☼

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