日本国籍の留保とは?二重国籍の子供の現状について
以下ナッシュビル領事館公式ホームページより抜粋
(こちらは2023年時点の情報です。必ず最新情報を確認してください。)
こちらに記されているようにアメリカで出産した場合、両親共に日本人であったとしても一定の年齢までは二重国籍が認められています。
アメリカの国籍がもらえるのも選択肢が広がって素晴らしいことですが、やはり日本国籍の留保は私達日本人にとって最重要案件です。
私の周りでも、『当時は(子供の日本の国籍は)いらないと思ったけど、子供が成長するにつれて本当に後悔してる』と言っている国際結婚の友人や在米歴が長い友人がいます。
産後のお役所手続きはたしかに面倒ですが、後々後悔しないためにもしっかり日本・アメリカ両方の国籍を申請して保持しておきましょう。
申請期限は3ヶ月以内です。期限が過ぎた場合は受理されません。
また、法的に婚姻関係にある夫婦の子供が対象となるので事実婚や内縁関係の子供は対象外です。
出生届用紙の申請方法
アメリカで出産することにしたなら、産み月の1~2ヶ月前に出生届用紙の申請を行っておきましょう。
出生届用紙の申請に必要なものは、こちら。
このように、出生届の用紙を申請するために必要なものについては領事館のホームページに書いてあります。
案内をよく読んでチェックしてください。
私が実際に準備したものはこちらです。
1人目を産んだ時も、2人目を産んだ時も手順は変わりませんでした。
封筒、返信用切手、宛名ラベル、必要事項を記載したレターを用意しました。
春の子だったので、せっかくなので家にあった桜の便箋を使いました。
必要事項さえ書いてあれば、ただの真っ白な紙でも何でもOKです。
書き方はとくに指定ありません。
必要事項の記入サンプル
領事館にとって必要な情報(1)〜(3)が書いてあれば大丈夫だと思われます。
一例として参考までにご覧ください☺︎✉︎
出産後に出生届を記入して提出する方法
実際に届いた出生届一式
❏出生届
❏出生証明書(要訳文)
それぞれの記入例が載っているサンプルと、原本が送られてきます。
▽こちらはサンプルの写真です。病室で撮影したので暗くてすみません、、
とっても分かりやすい記入例ですね!ピンクの蛍光マーカーで印もつけてくれています✎_
疑問に思いがちな箇所も所々で注意書きしてくれているので、とてもありがたかったです。
ちなみに私は一人目の時に記入ミスをしてしまいました😥
領事館の戸籍担当の方から電話とE-mailで連絡が来て発覚したのですが、とても丁寧に柔軟に対応してくださいました❁
結果、問題なく受理されました。皆さんとても優しいので、もしもなにかあったら領事館の方に相談してみたら良いと思います☺
また、提出書類は以下のように記載されています。
(2023年度の情報です。必ずその年の、自分の州の管轄の領事館で最新情報を確認してください。)
基本的に必要な書類は5つ。
①出生届 2通
②お住まいのカウンティ発給のBirth Certificate または医師作成のサイン入り出生証明書
③出生証明書和訳文
④父母のパスポート提示またはコピー郵送
⑤父母の米国滞在資格を証明する書類提示またはコピー郵送(VISA/グリーンカードなど)
注意点がいくつかありますが、1番気をつけたいのは出産に立ち会った医師作成の出生証明書が必要になった場合の対応ではないでしょうか。
基本的にはお住まいのカウンティ発給のBirth Certificateを使うと思いますが、もしも事前に用意し忘れたり、用意が間に合わなかった場合は出産時に立ち会ってくれた医師に頼んで出生証明書を作ってもらう必要があります。
アメリカは恐ろしいことに、産後2日で退院になってしまいますので。。。
なのでその2日間のうちに医師のサインが必要な書類はすべてすませなければなりません。
産み終わった後はバタバタしていますし、
ゆっくりかまえていると次に先生に会えるのは1ヶ月後の産後健診の時になってしまいます。
書類の用意し忘れ、記入漏れに注意しながら手続きをすすめていきましょう。
提出した出生届一式が正式に受理されると、日本の戸籍にも登録されます。
1人目の子の時も、2人目のこの時も、日本の戸籍に反映されるまでだいたい1ヶ月ほどかかりました。
日本の戸籍に登録が完了したら、今度はパスポートが申請できるようになりますね☺︎
日本とアメリカの両方のパスポートがとれれば、いつでも日本に一時帰国できるので頑張ってください☺︎🇺🇸🇯🇵✨
それでは良い1日を。