海外に行った際に困ることのひとつがお薬だと思います。
突然の体調不良やケガをしてしまった時に、ご自宅で必要最低限のケアができるような情報を載せようと思いますので、困った時はこのページを思い出してください☻☼
また持病のお薬を飲まれている方や特別な事情がある方はやはり医師に確認したほうがいいと思います。用法と注意書きを確認して、安全に服用しましょう。
今回ご紹介するお薬の対象は主に大人です。
風邪薬
タイレノールTylenol
アメリカの風邪薬といえばタイレノールです。医師も様々な場面で「タイレノール飲んでよく休んでね。」と言うことが多いので、ご家庭に一つは買い置きされている方が多いのではないでしょうか。
タイレノールは赤ちゃん用→子ども用→大人用と、年齢や体の大きさに合わせて売られています。大人はそこまで気にするような特記事項はありませんが、子供はきちんと月齢に合わせたものを買うことをおすすめします。
また 赤ちゃん用・幼児用はぶどう味のシロップになっており、熱がでていなくても予防接種の前に熱グズリ・熱性けいれんの予防として飲ませる文化もあります。
我が家の場合は大人はSINUS+HEADACHEの昼用を常備しています。頭痛など風邪の諸症状に特化したタイプです。
「タイレノール飲んでよく休んでね」の言葉の次に浮かぶ疑問が、「どのタイレノール買えば良いのかな?」です。
ホームページをご覧いただくと分かりやすいのですが、タイレノールには様々な種類があります。店頭で買われる際の参考までに御覧ください。
以下ホームページより一部を抜粋。(翻訳はGoogleの自動翻訳です)
▽症状に合わせて選ぶ。錠剤・シロップ・粉粒。強さなど多くの種類がある。
▽解熱剤や鎮痛剤に優れたもの〜レギュラータイプまで様々。(画像HPより)
▽インフルエンザの症状に特化したもの。眠気を誘発しない昼間用と夜用がある。(画像HPより)
▽子供用。裏面の使用方法や服用量をよく読みましょう。赤ちゃんはまた別にあります。(画像HPより)
▽参考までに。ホームページに記載されている服用の目安(2020年8月現在、大人用)
自動翻訳と画質の関係で見づらいですね。すみません。後々改善します。
要約すると、アメリカでよく聞くポイントは2つです。
①発熱の際に病院に行くボーダーラインは100〜103°F(日本だと38〜40℃)
②母国の薬を飲んだあとに病院に行く場合は、情報を正確に
(二重処方になってしまうので薬が出しづらい。家で日本の風邪薬を飲ませたが良くならず、病院に行ってアメリカの医師に「家で飲んだ薬は何?コレ何の成分がどのくらいはいってるの?日本語じゃわからないよ。」とイラッとされた・イラッとするという話をよく聞きます。)←医療用語に詳しい通訳さんを雇われていたり、日本人専門外来のある病院の場合は例外です。
日本人側としてはアメリカのよく分からない薬は飲みたくないと思いますので、母国の慣れ親しんだ薬を飲みたいという気持ち分かります。しかしアメリカの医師にとっては日本の市販薬もまた海外のよくわからない薬になるわけです。
薬を処方すると医師にも責任が生じてしまいますし、難しいところですね。
更にタイレノールについて調べたい方は、リンクを添付致しますのでご活用下さい。
デイクィル DayQuil/NyQuil
デイクィル & ナイクィル。アメリカでメジャーな風邪薬です。シロップ型のジュースのようなタイプのものから錠剤まであります。頭痛や発熱、咳、鼻水などの風邪の症状に効果があります。
オレンジ色のDayQuilは日中に飲む用で、ブルーのNyQuilは夜に寝る前に飲む用です。
VICK’S社という、日本だとのど飴で有名な会社が作っているので初めての方でも手に取りやすいと思います。
なぜ昼用と夜用で分かれているのかというと、夜用にはアルコールが含まれているからです。
とても眠くなる&車社会でアルコールを含んだ薬を飲むなんて危険なので、昼間に「昼用の錠剤切らしちゃってるから夜用でいいやぁ〜」なんて事をされないようにお気をつけください。
また場所によってはNyQuilを買う際には年齢確認される場合があります。
イブプロフェン Ibuprofen
こちらもメジャーなお薬です。痛み止めに特化したお薬で、風邪の症状による痛み〜出産直後の体中の痛みにまで効きます。
店頭で普通に買えますが、病院で診てもらうと内科も歯医者も婦人科もよく処方するので、飲み残したIbuprofenが家にたまりがちです。
アレルギー薬
ゾルテック ZYRTEC
花粉症の主人が愛用しています。このアレルギー剤は日本でもよくお医者さんが処方してくれますよね。私も日本でアトピー治療していた時に皮膚科で処方してもらったことがあります。
アレルギー薬を選ぶ上でのポイントはヒスタミンです。
Anti-Histamine(抗ヒスタミン)と表記されているものを選ぶといいですよ。
ベナドリル Benadryl
こちらも我が家のレギュラーメンバーです。ゾルテックと2トップでございます。
アレルギー剤は長期間服用していると身体が慣れてしまい、だんだん効きが弱くなってくることもあるそうです。
そんな時は違うタイプのお薬に切り替えて使用しています。
また、主人は寒暖差の激しい環境にいたり、汗をかいたりするとお腹や背中に発疹がでて痒くなるタイプです。
それもアレルギーのうちの一つなので、症状がでた時はこれらの薬を服用しています。
喉の不調
セパコール Cepacol
喉のするどい痛みやイガイガを解消します。飴型の薬だと思っていただけると伝わりやすいかもしれません。
アメリカの薬やのど飴の中でも強めな治療薬の印象です。成分のなかのひとつにベンゾカインが入っています。
ベンゾカインは海外のお薬ではよく目にする麻酔成分です。部分麻酔などにも良く使われます。
喉に麻酔成分を浸透させるので即効性は期待できますが、アレルギーやショック症状(副作用)の確認が取れていない状況ではおすすめしません。特に日本人は、やさしい成分で自然治癒を促すようなお薬に慣れた身体の方が多いです。
初めて舐めるときは飴の一粒を割って、すこしずつ身体に慣らして見てくださいね。
身体に慣れれば即効性があるのでお仕事やプレゼン前の不調にも役立つと思います。
のどぬーるスプレー Chloraseptic max sore throat spray
こちらは私の好きなスプレータイプです。日本で言うところの、のどぬーるスプレーのような位置付けでしょうか。画像のものは私が好きなベリー味です。日本にいた頃は龍角散や浅田飴、浅田飴さんののどスプレーにお世話になっていたので同じようなスースーして美味しいthroat sprayを選びがちです。
成分にPhenol(フェノール)が少し入っています。口腔麻酔にも使われる成分の一種です。微量なので害はありませんが、はじめて使用される時だけジワーっとほんの少ししびれるような感覚になる方もいると思います。
しびれるといっても大げさなものではなく、例えるなら正座したあとの足のしびれのような一時的なもので1、2分もすればおさまります。
私は美味しく治療したいので、喉が痛い時はこのChloraseptic maxシリーズのスプレーを使用後、のど飴をなめて治す事が多いです。(ハニージンジャー味は選ばないほうがいいかもです…☺)
いつもWalgreensで買っていますが、CVSやWalmartなどどこでも買えます。
のど飴 ZARBEE’S
ZARBEE’Sはカナダの飴です。こちらの会社はパッケージがおしゃれですよね。はちみつベースで美味しいです。
はちみつの含有料は最高で99%のものがあります。薬用ハーブも含まれており、ハーブの抗菌作用や炎症を抑える作用が期待できます。本格的なものからお口直しに向いているものまで種類が豊富です。
薬用だとベビーや子どもが飲みやすいようにシロップになっている物もあります。
ハチさんのキャラクターが可愛いので、お薬嫌いな子でも飲んでくれるかもしれませんね。
美味しいのでついたくさん舐めたくなってしまいます!着色料や香料を一切使っていないのにしっかりした甘味と清涼感で喉がやさしく潤います。
お値段が14個入りで$7と少しお高めなので、調子が悪い時用のご褒美アメとしてもお気に入りです☺
Walgreen、Target、Whole foodsなどで買えます。
のど飴 Ricola
もうひとつ私が好きなものはRicola(リコラ)です。こちらは世界中で有名なのど飴で、日本でも成城石井や紀伊国屋、カルディ、iHerbなどで買えます。
私が務めていた会社の女性陣はこの飴をよく持っていて、休憩時間などに日常的に舐めていました。
1940年から続くスイスの老舗のど飴なので、日本で見たことがない味をお土産に持っていく方もいますよ。(Ricolaはアメリカだと$2くらいですが、日本で買うとちょっとお高いのです。BOX型のパッケージはおしゃれなので、ばらまきギフトにも映えるので女性に人気☺)
アメリカでももちろん人気です。風邪気味なときに特化したバージョンもあります。こちらは日常用〜風邪気味まで幅広く使いやすいです。
Walgreens,Kroger,CVS,トレーダージョーズなど様々なところで買えます。
目の不調
ものもらい・結膜炎 Similasan Stye Eye Relief
Similasanというメーカーの点眼薬を使っています。
ものもらいや結膜炎は”Stye”といいます。ちなみに充血などはPink Eyeと表現されることも多いです。
もっと結膜炎やものもらいに特化した抗菌作用が強いものもありますが、私はちょっとした目のゴロゴロにも使いたいので、こちらを買っています。
パッケージには、ものもらいの症状を和らげる・目の赤みや痛みをとる・腫れをとる・涙など軽微な症状を和らげるという記載がされています。
パッケージの内側が$1引きのクーポンになっているのもポイントです。
疲れ目・ドライアイ・日常使い ROHTO DIGI EYE
私のお気に入り目薬、DIGI EYE(デジ・アイ)です。
日本でもおなじみのロート製薬さん。アメリカでもたくさん売っています。
現代っ子なので(←)ブルーライトの影響受けまくりです。ケータイもパソコンもアニメも電子書籍も見すぎて目がおかしくなります。
▽写真に写りたい人(↓)ピンクのパッケージがおしゃれ。
▽パッケージを隠さないでおくれよ…どうしても写りたいのね…
▽お仕事などでパソコンを使う方にもおすすめです。
▽豊富なラインナップ。お好みのものをお選び下さい。
口の不調
口内炎 GUM Canker-X
口内炎って病院に行くほどじゃないけど痛いですよね。
私は口内炎ができると気になってイジイジしてしまうタイプです。
GUMの口内炎ジェルはアロエエキスの成分が使われており、とってもマイルドです。またアメリカ製品にありがちなベンゾカインやアルコールを含まない、特許取得済みの優しい成分です。
中身はジェル状になっています。口内炎や傷になった部分を優しく保護して、治るのを早めてくれます。試しにAmazonをチェックしてみたら海外の方々からも評価が高かったので、お気に入りグッズが認められていてなんだか嬉しかったです。
その他外用薬いろいろ
冷えピタ Be KoooL
こちらは小林製薬の冷えピタです。小林製薬さんも海外進出が順調ですね。
子供用はミッキーパワーに肖ってこちらを買います。湿布かぶれもしません。大人用はなんでも良いのでメーカーは気にしていません。
(蛇足ですがKoolはcoolのスラングです。チャットやメッセージテキストでたまに見かけますが、ちょ〜とかイカしてるって意味を含むそう。小林製薬さん…思ったよりイケイケ…?)
消毒液・消毒ジェル
擦り傷・切り傷は洗って清潔にしたあと、消毒して乾燥させるのが万国共通でベターです。
日本でいうところのマキロンは、アメリカだとこちらの2つが当てはまると思います。
2つとも抗菌作用に優れ傷の悪化や化膿を防ぐ効果があります。
▽Bactine バクテイン
アメリカでメジャーな応急処置用の消毒リキッドスプレーです。4%のリドカインが含まれており、痛みや痒みを抑えます。99%の細菌を除菌します。
▽NEOSPORIN ネオスポリン
こちらもとてもメジャーな消毒液です。先に上げたバクテインとことなりジェル状の消毒液です。
アメリカの幼稚園や小学校だとNEOSPORINを見かけることのほうが多い気がします。
画像のようなオリジナルオイントメントという一般的なものも子供に使えますし、子供が好きそうなかわいいパッケージのものやスプレータイプのものまでたくさん種類があります。
ジェルタイプの嬉しいところは傷口を優しくおおってくれるところと、消毒中に液だれがしにくいところです。
包帯・ガーゼ・消毒綿・バンドエイド
ケガしたときに便利シリーズ。
テーピング
夫婦共にサッカーをしますので、テーピングがゴロゴロあります。足の指にヒビが入ったときは湿布とテーピングがあれば治りました。
サポーター
こちらは指用のサポーターです。
サロンパス
日本でもアメリカでもお世話になります!!(涙)
まとめ <アメリカの薬と日本の薬>
いかがでしたでしょうか?
病院にかかるほどでもない、または病院のアポイントがなかなかとれない状況の時にしのげるお薬や救急セットが自宅にあるととても便利ですね。
今回は日常で突然必要になる可能性が高いものをピックアップしてご紹介致しました。これらの他にも様々なお薬や外用薬がありますので、リクエストがあれば追記していきます。
日本のお薬を大量購入して船便で持ち込む方もいますが大変ですし、結局使わなくて帰国される際にお譲りいただける事が多いです。
持ってきた薬がなくなったら、アメリカにはこんなものがあるんだなぁ〜くらいに思って頂けたらと思います。
薬局で「これどこにありますか?」と聞きたい方はお気軽に画像コピーして下さい☺☼
お体に気をつけて楽しい日々を送っていただけたら嬉しいです。