アメリカでインプラントデビュー 〜歯医者で白目むいた話〜

アメリカ生活Q&A

アメリカの歯医者

私が通っていた歯医者はこのような雰囲気でした。

◯インド人の先生…ニューヨークの大学で学び下積み後、故郷で個人病院をオープン。

◯テキパキしたベテラン助手たち…一切のムダがないアメリカンな元気な人々。

◯陽気で優しい受付の女性…いつも話しかけてくれる親日家。笑顔がかわいい。

院内の施術はすべて個室で行われる。

▽イメージ図

・1人ひとつずつの完全個室

・真ん中に大きな診察台

・複数のパソコンとスクリーン

・スパチュラのような豊富な機材

・天井にテレビ、ヘッドフォン、サングラスのセット

アメリカの医療特有の、なるべく痛みを感じさせず楽に患者に負担をかけない文化を感じました。

アメリカ人の友人が「アメリカ人は日本人より痛みに弱いからね〜!」と言っていたけど、本当なのでしょうか?

でもすぐ抜歯したがるような気がします…。日本はなるべく自分の歯を残す風潮があるけど、アメリカは根こそぎ治そう!みたいな風潮を感じました。(個人の印象です!私が重症患者だったのか…!?)

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インプラント治療のスケジュールとコスト

治療期間:2年→内服薬&経過観察期間を含む

治療内容:抜歯&インプラント計4本

施術回数:4日→抜歯2本×2回、インプラント装着×2回の計4日

費用:保険を最大限適用して30万円。1年ごとに15万ずつ払いました。

<通院中の私>

きっかけは親知らずによって隣同士の歯がぶつかり、欠けた場所から10年かけて虫歯がひろがって悪化してしまったことでした。

もともと大の歯医者嫌いで、歯医者の全てが嫌いで日本にいるときも数えるほどしか行ったことがなかったです。

日本では歯が痛いときも歯茎が腫れたときも全部バファリンですませてきました。

ところが10数年間ものあいだ放置してきた歯がふたたび痛くなってしまいました。

大好きなお菓子もアイスも美味しく食べれない。

しかもこの時に限って授乳中だった事もあり、バファリンが使えない。

主人に何度も説得されて大っ嫌いな歯医者に泣く泣く行くことに。

手術中は恐怖で白目むいて、診察台の上で足がピーンッとなっていたそうです。

全身麻酔にすれば良かったのに、部分麻酔にしたため術中の工程がしっかり見えてしまったからでしょう。

病院の皆さんに笑われて、その後の通院が顔パスになったのは言うまでもありません。

それでも日本には少ない良い環境の歯医者さんで手術を受けられた事や、日本より安い金額でインプラントを装着できた事はとても良かった。

…と、落ち着いた今ではそう思えます。。

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アメリカの歯医者で治療して良かったこと

●先生も助手の方も本当にプロフェッショナル。

アメリカはドクターズサイトで病院や先生ごとのレベルや口コミが好評されているので事前に先生の詳細がチェックできる。医師免許があっても腕の無い医者やヤブ医者は儲からないシステム。

腕の良いお医者様はお高めな方も多いけど、私が選んだ先生は評判は良いのに新しくできた病院の先生なのでそこまで高くなかったです。

イケメンだし優しいし、きっと今後この先生はお高くなっていくのでしょう…。いや、でも彼にだったらお金を注ぎ込んでも…、、!

●完全個室のため希望すれば付き添いの人も同席できる

私は本当は怖すぎて帰りたいくらいだったので主人にそばにいて欲しかったです。でも子供を1人にすることはできず、泣く泣く自分ひとりで手術へ挑むことに。

●3Dのレントゲンを初体験

空港にあるような金属探知機みたいなゲートに入って、白いプラスチックみたいな横長のパーツを噛むように言われました。

白いパーツがピカピカ光ったなぁ~と思ったら、モニターに自分の歯が大画面で写し出されます。

ええ、それはもうしっかりと歯の細部まで写し出されていました。超はずかしい…。

●天井に大きなテレビ、ヘッドフォン、サングラス

日本の歯医者さんでは見たことがない贅沢な設備。(あるところにはあるんですか?)

日本みたいにちまちま施術して何回も通院させようとしないので、アメリカは一回の施術時間が1時間~2時間と長めの印象です。

そのため飽きないようにテレビや映画を見せてくれました。そして術中のドリルの音が聴こえないようにヘッドフォンをして、サングラスで頭上のライトの刺激を無くすことでテレビを快適に見れるようにしてくれます。

私の手術中はコバンザメがお母さんにひっついて必死に生き抜く姿や、タイの猿が大量発生して人間のお酒を飲んで凶暴化する話が流れていた事だけ覚えています。

それ以外は白目むいていたので覚えていません。

私はこの設備があっても怖くて帰りたかったのですが、ないと乗り越えられなかったと思うので本当に感謝しています。

アメリカ文化万歳🙌🙌🙌🙌🙌

●フォローが手厚い

術前のケアもそうですが、術後もドクター自らが携帯に電話かけてきてくれてその後の状態はどうか、痛みはどうか、心配なことはないか?など優しくフォローしていただきました。

私は術後、歯茎を縫合したところに小さな血豆ができていて気になっていたので聞いてみました。

数日で消えるものだから心配しなくて大丈夫だけど、痛んだり心配だったらおいでと言ってもらえて安心したのを覚えています。

実際に血豆は数日でなくなりました。ついでに縫合糸までとれちゃったのですがとくに問題なかったです。縫合糸は数日で溶けると聞いていたのですが、せっせと歯磨きしていたせいか早めにポロっと取れてしまったようです。

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実際の手術の流れ

私は左に2本、右に2本の計4本のインプラントを入れたので、以下のように治療を進めていきました。

●第一段階(治療1年目)

通院1回目→左の2本を抜歯

通院2回目→左の2本にインプラント装着…この時点でトータル金額の半分の15万を支払う。

●第二段階(治療2年目)

通院3回目→右の2本を抜歯

通院4回目→右の2本にインプラント装着…残りの半分の15万を支払う。

<一日の流れ>

①その日の施術の再確認と同意のサインを書類にします。

②歯と歯茎の消毒

③麻酔を2〜3箇所(綿棒でぬりぬりされる&注射)

④抜歯するorインプラントの埋め込み

⑤麻酔や術後のアレルギー反応が出ていないか様子を見て帰宅

手術する直前に主人としていたLINEが残っていたので載せておきます。

そうとう追い込まれていたようですね。



美しさの代償・・・・・・!

麻酔と内服薬について

麻酔も内服薬も自分の身体の状態に合わせて選べました。

私は日中動けないと困るので睡眠作用のないもの、母乳に影響がないものを選びました。

もしも何か希望がある場合は、術前のカウンセリングの際に希望を伝えてみると良いと思います。

内服薬は処方箋をもらったらWalgreensで受け取りに行きました。

私の場合は痛み止めと抗生物質を3時間ごとに1錠ずつ服用していました。

時々飲み忘れてサボってしまいましたが、だいたい飲んでいました。

<術後のお話とまとめ>

アメリカの歯医者さんはとても優しくてフレンドリーで嬉しかったです。

腕が確かなお医者さんを自分の目で選べるのも良かったです。

何より先生がイケメン。

でも、もう2度と行きたくないです。

そして術後ヨレヨレにくびれた私の腫れてふくらんだほっぺを見て笑っていた主人。

絶対にゆるさなぁぁぁい。

以上、アメリカの歯医者で白目むいた話でした。

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コメント

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