アメリカ出産で必要な物と入院生活のリアル

出産・子育て

こちらのページではアメリカで出産する方向けに、出産時に必要なものや不要だったもの、入院生活で実際にあったことについてご紹介していきます。

また アメリカに限ったことではありませんが病院関係や育児に関する情報は年々変わってきており、これまでの普通だったことが普通ではなくなったりすることもあります。

皆様の心配事が少しでも減るよう最新情報の維持に努めますので、ご自身が出産されるときの雰囲気をイメージしてみてください☻

出産まであとわずか!入院グッズで用意したもの/実際には使わなかったもの

出産のきっかけは破水・陣痛・促進剤による誘発などいくつかのパターンがありますが、万が一いきなり破水や陣痛が来ても良いように妊娠後期〜臨月に入ったらあらかじめ入院バッグを作っておくことをおすすめします。

極端なことを言うと、カーシート(車のチャイルドシート)と携帯電話、携帯電話の充電器さえあれば何とかなると思います。

しかし そうも言ってられないし、備えられるものは備えておきたいですよね。

必要な物が用意できているだけで少しはホッとすると思いますので、ぜひ参考までに御覧ください。

自分と旦那の荷物(立ち会い希望のため)

・ケータイの充電器

何よりも一番使いました

・A4サイズのファイル

入退院の書類から赤ちゃんの出生証明や国籍取得に関する書類・産褥期に飲む薬の処方箋などけっこう大切な書類を渡されるので保管できたほうがいいと思います。

・母子手帳

出産を担当したDr.のサインや術後の状況を書く欄がある方は、入院中に記入してもらうのがベストです。先生方は忙しいし、退院後に会うこともほぼ無いのでこれを逃すと記入するのは困難。

・予備を含めた3〜4日分の着替え

破水やトラブルで汚れてもいいように下着は多め→実はトラブルにより入院が長引き実際に使うことになってしまいました

・クロックスもしくは安いゴム製のサンダル

入院中は点滴などで繋がれているので履きやすいもの。産後はスニーカーなんか入らないほど足が浮腫むので汚れてもサッと拭ける素材で靴の代わりになる物だと楽です。

・授乳がしやすいパジャマと上着

アメリカの病院は空調が寒いです。授乳中やお休み中に身体を冷やさないような前開きのパジャマと上着があると快適です。

・本当に簡単なメイク用品

新生児と一緒ですしファンデーションは控えると思いますが、必要最低限なメイク用品があると親戚との急なテレビ電話に対応しやすいです。私は主人関係のテレビ電話は眉毛と目尻だけ描いてSNOWのビューティーモード設定で乗り切りました。

・産褥パット&母乳パット

ほとんどの病院で数日分はもらえますので、そんなに心配することはないのですが念の為もっていきました。アメリカの物も問題なく使えたので持っていくなら少しで良いと思いました。

・身体&顔用ふきふきシート

お風呂入れなかったです。病室についているバスルームは家族用なんですね。ちょっとした時間で身体を清潔にしたり、リフレッシュできるので持っていって良かったです。

・水

産後ガブガブ飲みます。つられて主人もガブガブ飲みます。痛み止めなどのお薬も処方されるはずなので水はあったほうが楽ですね。アメリカの看護師さんに痛み止めと一緒にスプライト渡されて、そのまま飲んだら錠剤がシュワッと口のなかで消えてしまったのはいい経験でした。

・食品類

口にしやすい食べものや自分の好きなものがいいと思います。病院食が口に合わない場合や、配膳された時間帯に疲れていたり赤ちゃんのお世話優先で食べられなかったりする事もありますので。私は日系スーパーがない地域に住んでいるので、出産に備えて日本から送ってもらったウイダーinゼリーとレトルト食品が救世主でした。

粉のポカリも体力回復と水分補給にお役立ちでした。あとは大好きなお煎餅とハッピーターン、カントリーマーム、チョコレートを自分達へのご褒美にもりもり食べていました☻

一番食べやすかったのはダントツでおにぎりです🍙。

主人と一緒に生まれたばかりの赤ちゃんを眺めながら、やりきったような、これから始まるんだ…いや、私たち頑張ったね。といったような事を話しながら おにぎりを頬張っていた記憶があります。。

おにぎりはたくさん握ってストックしておけば、レンチンでいつでも食べられるので本当に楽でした!

実際には使わなかったもの

・靴下

→むくみで足がパンパンすぎて靴下が入らなかった。冬場のもこもこソックスは良かったです。

・テニスボール

→いきみ逃しの定番アイテムなので、急な場合に備えてあったほうがいいと思います。が、私の場合は使うタイミングがわからず出番がありませんでした。

・骨盤矯正ベルト

→痛くてそんなのしてる余裕なかったです。産後2ヶ月くらいに初めて使いました。(続きませんでしたが…)

・産褥ショーツ

→日本から送ってもらっていたのですがアメリカの使い捨て産褥ショーツのほうが使いやすかったので、実は使いませんでした。

・コーヒーや紅茶のパック

→病院にDECAFE(カフェインレス)の飲み物を含め充実していました。病棟によっては無料のドリンクコーナーもあります。

・アロマオイル

→緊張により血迷っていたようです。荷物に入れてたけど全然使わない。

赤ちゃんの荷物

・カーシート

チャイルドシートがないと法令違反で家に帰れません。

・肌着

産まれたては身体が柔らかくて着替えが難しいので着替えさせやすいものを。

・服

退院するときに着せるくらいなのでロンパースなど着替えさせやすいものがいいと思います。

・靴下

なくても良いのかも?冬はあったほうが車の中で冷えないので良かったです。

・おくるみ

お雛巻きなどの寝かしつけにもいいですし、寒暖差に対応しやすいです。

・ガーゼハンカチ

赤ちゃんの涙やお顔を拭く、母乳を抑えるなど何かとあると便利でした。

実際には使わなかったもの

・スタイ

よだれかけは生後5〜6ヶ月によだれが増えるまで使いませんでした。

・バーブタオル

げっぷをださせるときの縦長のタオル。入院中はなくて大丈夫でした。

・おしゃれな赤ちゃん服

まだまだ使わないです。病院に出産記念撮影のサービスがある場合は撮影用のお洋服があると記念になりますね。”New born photo”で検索するとみなさんがどんな感じで記念撮影しているのか分かりますよ☻ 。

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アメリカで入院中、産後のケアで嬉しかったこと・驚いたこと

嬉しかったこと

❁看護師さんのおくるみの巻き方がプロフェッショナル

赤ちゃんぐっすり快眠でございます…。きっちり&ふわふわに包まれていて、オムツ変えでおくるみを解くのがもったいないとさえ感じました…!

❁なんでも教えてくれるきめ細やかさ

産まれたての赤ちゃんの爪って意外と伸びているし、するどい爪で自分も傷つけちゃうことも…。困っていたら看護師さんがミトンを持ってきてくれました。

また泣いている理由が分からずオドオドしていたらおしゃぶりをして一泣き止ませてくれて、赤ちゃんもママも一度落ち着かせることで冷静に次の行動にうつることができると教えてくれました。

❁意外と数字細かくデータ管理している

授乳した時間、回数、飲んだ量。オムツは大か小か?時間は?排泄の状態は?と細かく記入する一覧表があり、毎回チェックしてくれました。

❁日本で見たことのない産褥グッズがある

①局所麻酔スプレーがすごい

私がアメリカで出産して一番おもしろかったのは、傷みを緩和する局所麻酔スプレーです。産後のダメージを受けたお股にこのスプレーをシューッと吹きかけて使います。

するとお手洗いにいったときの傷みや産褥パッドとお股の摩擦も軽減されます。

②産褥ショーツが使い捨て

日本のようにお股部分にマジックテープがあり、洗って繰り返し使うものとは違って、アメリカでは病院から使い捨ての産褥ショーツをたくさん渡されます。

悪露などで汚してしまってもすぐ取り替えられますし、洗う手間がはぶけるのは嬉しかったです。また薄手のお肌に優しい素材で作られていたので蒸れませんしとても快適でした。

③産褥パッドとお股の間に敷く消毒綿が良い

丸い大きな綿にたっぷりと治療薬がふくまれていて、傷みや傷口を悪化させない働きをしてくれます。これを産褥パットの上に敷いておくと、悪露の不愉快な感覚も緩和されて過ごしやすいです。

❁退院するときに頂けるものがある

液体ミルク、オムツ、ニップルクリーム、局所麻酔スプレー、消毒パッド、おしゃぶり、その他の退院プチギフトを病院からいただけました。

驚いたこと

・誘発分娩で計画出産する場合は入院の6〜8時間前から断食。

日本のように浣腸したりしなかったので、胃の中を空にするみたいです。

病院についたら氷しか食べてはいけませんでした。

・看護師さんがみんなネイルばっちり、ジャラジャラ アクセサリーつけてる

妊婦健診はともかく実際の分娩中でもそんな感じなんだ!と最初は思いましたがゴム手袋してたしその後は気になりませんでした。

・帝王切開への切り替えがはやい

いきんでたら突然、「あと2回やって出てこなかったらC-section(帝王切開)にしましょう。」と言われパニック。せめてもうちょっと早く言ってくれ!ただの本気と帝王切開がかかった本気は違うんだよぉっ!と思い、ラスト1回で超絶ふんばって産んだのは私です。

・薬を飲むときに一緒にスプライトを渡された

いえ、ええと…もごもごしながら飲んだら、スプライトの炭酸で口の中の錠剤が行方不明。その後は持参したお水で飲みました。

・入院食が本当にジャンキー

噂には聞いていたのですがジャンクフードすぎて思わず写真に撮りました。

産後の身体には粗茶とおにぎりが染みます…!疲れてるけどお腹が空くんです…

いかがでしたでしょうか?妊娠後期に入ると両親学級などと一緒にホスピタルツアー(実際に出産する病棟の見学会)を提案されます。

ぜひ参加して出産のイメージをしてみてください。

元気な赤ちゃんが生まれますように☻☼

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