前回はお家でできるモンテッソーリ教育についてお話しましたが、今回はアメリカの幼稚園・小学校・中学校で行われる”Show and Tell”という文化についてシェアします☺
Show and Tellとはなにか?
Show(見せて) and Tell(話す)という語源の通り、Show and Tellは自分の好きな物や好きな事について発表する、アメリカのスピーチ教育の文化の事です。
だいたい幼稚園→小学校→中学校で定期的に行われることが多く、幼稚園や小学校などで子供がまだ幼いときは親も一緒にスピーチ作りに協力したりします。(これが結構たいへん…)
Show and Tellの学習の狙い
主な学習の狙いはプレゼンテーション能力の向上と度胸付けだと言われています。
また子供の年齡によっては以下のような狙いがあるそうです。
幼稚園
幼稚園生(プレスクーラー)などまだまだ幼い月齢の子の場合は、人前に立つことや注目されることを体験する事が主な目的です。多くの人の前で自分に視線が集中すると、自分はどう思うのか?
ヒーローになったみたいで高揚するのか?または恥ずかしくてプレッシャーを感じるのか?
など、その子の特性やキャラクターを見たりもします。
小学校
1st〜3rdグレードくらいの子はまだ保護者の手助けが必要かもしれません。
どんな語彙やどんな文章を組み立てたら、自分の気持が表現できるのか?
自分の好きな物について胸を張って語ろう、という意図が組まれているようです。
小学校の学年が上がると、プレゼンテーマが「私の好きな物・事」から「私の家族」「私が大切にしているもの」「私が〇〇する理由」など少しずつ内容が具体的になってきます。
このくらいの月齢になると、人と自分の違いに気づいたり、人に合わせるか or 自分を貫くか?の判断力が問われる場面が出てきます。
「自分はこうだ!」というスピーチが人前でできるのはとても素敵な体験だと思いました☺
中学校
中学校だけではなく、学校によっては高校でも取り入れているところは多いみたいですね。
いわゆるティーンエイジャーなので、プレゼンテーションの内容は少し高度になります。
入学したばかりの時期にShow and Tellがある場合は、だいたい自己紹介代わりになるスピーチ(自分の好きな物事について)が多いのではないでしょうか。
将来的に受験の小論文や作文の構成力・思考力を養う意図もあるため、
「いじめ問題」や「人種差別問題」「なぜ私は○○○するのか」「政治と戦争について」など、大人顔負けのテーマの場合もあります。
Show and Tellで実際にどんなことを話せばいい?
思ったことを、正直に”自分の言葉で”話すのが一番です。
オーディエンス側(あなたのスピーチを聞いている人々)は、あなたがどんな人か?どんな物事を大切にする人なのか?どうしてそういう考えを持つようになったのか?が知りたいのです。
「私が語る、私についての話」なので、難しい言葉や文章をどこかで引用してくるよりも、自分の言葉で話せると良いですね。
一番やりやすいのは まず日本語で書いて、それを英訳することだと思います。
簡単で伝わりやすく、自分が話しやすいスピーチが一番だと思いました☺
Show and Tellのスピーチ内容・教材サンプル “わくわく教材ランド”さんについて
わくわく教材ランドさんという教材がスピーチの原稿作りにおすすめです☺
スピーチ内容の考え方や考える順序などがとても分かりやすいです。まず子供たちが日本語で頭の中を整理をするのに便利なプリントがたくさんありますので興味があったら見てみて下さい☺
また、わくわく教材ランドさんのプリントは、自己紹介スピーチのときにもオススメ!
どうしても駐在や移住した日本人の子供は、「頭の中で考える言語は日本語、でも現地で話す言語は英語」になりがちです。
まずは日本語で考えて、それから英文を考える子にオススメの教材なので見てみてください☺
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いかがでしたか?
あなたの好きなもの、胸を張ってスピーチしてください☺🌿