全体の流れ
もうすぐ2月。アメリカの2月といえばデイケアやプリスクールの申込みの季節ですね✿
おおまかな手順としては以下の順番で事が進みます。
①学校見学(School Tour)
基本的にスクールツアーは学校側のスケジュールさえ合えばいつでもできます。なので渡米してからゆっくり見学に行って実際に目で見て確かめることをオススメします。
2〜3年前はコロナの影響で保育園・幼稚園・小学校などのスクールツアーが禁止、もしくは自粛の地域も多かったです。学校によっては動画撮影やビデオチャットなどで工夫してツアーしてくれる学校もありますので、興味のある学校には積極的に交渉することをオススメします☺
②願書提出・空き状況によっては待機(Application /Waiting list)
通わせたい学校が見つかったら願書を提出します。アメリカの学校は願書提出するだけでお金がかかります。願書提出する際の相場は大体$80〜$300くらいでした。
空き状況によってはウェイティングリストに登録してもらって、空くのを待つことになります。
いわゆる待機児童というやつですね。
義務教育の小学校ならともかく、人気の保育園や幼稚園は激戦のところだと半年〜1年待つ場合もあります。ただアメリカ人は引っ越しも転校も多いので、タイミングが良ければポッと空きが出たりします😁
③初登園・初登校(First Day Of School)
一般的な初登校日(First day of school)は8月の中旬〜下旬が多いと思います。
というのも、アメリカの学校は8月〜12月と1月〜6月の約12ヶ月で年間スケジュールを組むからです。
つまり1年間の流れとしては以下のようになります。
◆2月(申し込み)→8月〜12月(通常登校)→12月〜1月(冬休み)→1月〜6月(通常登校)→6月〜8月(夏休み)
初登校した日から1〜2週間はならし保育(Transition process)の要素も強く先生とコミュニケーションを取る大切な時期でもあります。少しずつ親子で慣れていってくださいね✿
アメリカの幼稚園探し、親はどこを見て判断するか
海外で育児するうえで大切にしてほしい事は「受け身にならない事」です。
何も言わなければ、何も行動しなければ、期待してても誰も助けてくれません。
多くの日本人の親御さんを見てきましたが、「日本だったら…日本なら…」の思考に陥ると危険です。
日本の学校の先生はとても親切で、勉強熱心で、時間外労働してくれることが多いです。
アメリカで同じレベルを期待するのはちょっと生き辛いと思いますので、以下のポイントを抑えて学校選びに役立てて下さい😁
①報告・連絡・相談のレスポンスの早さ
これは我が家ではかなりのキーポイントです。
なぜならアメリカ人はぜんぜん連絡返しません。メールも、電話の折返しも、すぐ忘れるし無かったことにしがちです。そして担当者によって対応にかなり差があります。
「それは私の仕事じゃないから、また違う日に電話して」とかって応答を普通にします。
「担当者から折り返しご連絡いたします〜☻✨」なんて電話対応されたこと無いのですが、
仕事のできるアメリカの先生はとにかくレスポンスが早いです。
なにか連絡があれば必ずその日中に連絡をくれます。そして情報のシェアが的確です。
②トイレと生徒達の清潔感
アメリカに長く住んでみて感じたことなのですが、アメリカでも良いサービスする場所ってトイレがきれいです。
(ちなみに私はアメリカのトイレが汚さすぎて、渡米して2〜3年はスタバと教会とコスコのトイレしか入ることができませんでした。お尻をつけずにエアーでね、やってたんです。)
そして生徒たちの清潔感。これは学校だけでなく公園でも差が目立ちます。
髪のツヤは?服は洗ってあるか?女の子なら髪の毛をちゃんと結わえる余裕のある家庭か?など。とくにアメリカは硬水なので女の子は手入れをしないと髪の毛がホウキみたいにパサパサになります。ツヤがある髪の毛のおうちの子は、家で親にちゃんとお世話してもらってる子です。
家庭によってはお風呂は3〜4日に1回、毛じらみの経験ありというのも珍しくないので、一つの指標にしてみて下さい。
③先生を信じられるかどうか
日本では「担任ガチャ」という言葉があるそうですね。
アメリカも一緒で、相性と信頼ってとても大切です。
それに海外育児で最初から最良の選択をするのってすごく難しいです。情報を探って、準備していても思わぬトラブルや文化の違いでモロに育児に影響が出ます。
なので困った状況になっても相談しやすい・信頼できる育児のパートナーかどうか?という視点で先生を見ると判断しやすいと思いました。
④教会メンバーかどうかで対応や教育に差があるか
これは宗教が教育に及ぼす影響の話になってしまうのですが、親が教会メンバーかどうかによって入学の優先権が違ったり、エントリー費用が違ったりする学校があります。
「入ってくるのは全然OKだけど、うちは教会メンバー優先の学校だよ」という教会や付属学校があります。平等で肩身の狭い思いをしない場所を選んでほしいなと思います。
申し込み(アプライ)する方法
アプライの方法は大きく分けて2つです。
◆ウェブサイトの申し込み画面から登録する
◆直接現地に行って申し込みする
我が家は今まで5箇所にアプライ→2つの幼稚園に通ったことがありますが、
一番効果的なのは現地に行ってウェイティングリストに登録→その後2月のアプライで優先権を得て入園のルートだと思いました。
先に兄弟姉妹が入っていると、優先順位が繰り上がることもあります☻
▽このような感じで登録したメールアドレスに連絡が来ます。
ウェイティング入れたからといって絶対に行かないといけないわけではないので、リスト登録オススメです。空いたらラッキーですしね😁🍀
学校へのメールや申込みで役立つ英会話表現
スクールアプライ(申し込み)する際に直接電話するのは自信がない…
という方のために、メールや電話で役立つ例文を作りました。どなたかのお役に立ちますように😊
◆例文◆
Hello, We looked at your website, and we are very interested in the daycare service (または、mother’s day out program). We have XXX old daughter(または、Son)but do you have any available spots for that age in your program? We also would appreciate if you could provide the registration, monthly fee, and other useful information.
Best Regards,
XXXX XXXXX
こんにちは、ホームページを拝見し、デイケアサービスに大変興味を持ちました。我が家には○○歳の娘がいるのですが、御社のプログラムにはその年齢の空きはありますか?また、登録料、月謝、その他の役に立つ情報があれば提供していただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
または以下のような文章で質問することができます✾
❏Can we have a tour at on 〇〇〇(July 10thやApril 1stなどの日付)?
○○○(何月何日)にスクールツアーすることはできますか?
❏Please let us know if you are available.
その日(スクールツアーしたい日の)都合が合うかどうか教えて下さい。
❏Do i have to bring anything?
なにか持っていくものはありますか?
などなど。
いかがでしたか?
もちろん州によって差はありますが、アメリカの幼稚園の平均価格は$600〜$15000。
どの学校を選ぶかによって育児にも家計にも大打撃です。
お金を出せばいいって話でもないようで、日本円で15〜20万円もする私立のブルジョワ学校選んで失敗して転校した家庭もいくつか見てきました。
私はアメリカの「やってみて合わなかったら変えればいい」という考え方も好きですが、学校系はお金の負担が大きいのでよく観察してピンと来たところを選んでもらえたらなと思います☺⛪✨
良い学校生活が遅れますように🙏